2024年3月12日、ロサンゼルスで開催された第96回アカデミー賞授賞式。華やかなレッドカーペットには、今年最も注目を集めたランウェイのドレスが、新たな息を吹き込まれて登場しました。
ランウェイからレッドカーペットへ
ファッションは、誕生の瞬間から二度の人生を歩みます。まずランウェイでデビューし、その後、熱心なバイヤーの手によって店頭に並び、そして今回のように、レッドカーペットという舞台で再び輝きを放つのです。
今年のアカデミー賞では、ハリウッドのトップスタイリストたちが、最新のプレタポルテやオートクチュールコレクションから、著名な顧客たちのためにドレスを選び抜きました。
予想と驚き
グリータ・リーが着用したロエベの秋冬24/25プレタポルテの白黒ドレスは、パリでのデビュー時から彼女のイメージとぴったりと一致していました。また、マリア・グラツィア・キウリによるディオールの2024年春夏オートクチュールコレクションのポルカドットドレスも、ジェニファー・ローレンスのために作られたかのようでした。彼女はメインセレモニーでこのドレスを着用し、その後、ジョン・ガリアーノによるジバンシィの96/97年秋冬オートクチュールコレクションのアーカイブドレスで登場しました。このドレスは、リージェンシー時代のシルエットを彷彿とさせるデザインです。
一方、マルゴット・ロビーがヴィンテージのミュグレーを着用し、ケンダル・ジェンナーがメゾン・マルジェラを着用したことは、誰も予想していなかったのではないでしょうか。ジェンナーは、モデルらしく透け感のあるドレスを選びました。
ランウェイとレッドカーペットの比較
ここでは、2024年アカデミー賞のレッドカーペットに登場したドレスと、ランウェイでのデビュー時の姿を比較してみましょう。
日本人の視点から見る
日本人の視点から見ると、今年のレッドカーペットは、ハリウッドの洗練されたスタイルと最新トレンドを存分に楽しめる内容でした。特に、グリータ・リーとジェニファー・ローレンスのドレスは、日本の女性にも取り入れやすいデザインと言えるでしょう。
また、マルゴット・ロビーとケンダル・ジェンナーのような個性的なスタイルも、日本のファッションシーンに新たなインスピレーションを与えてくれるのではないでしょうか。
まとめ
第96回アカデミー賞レッドカーペットは、クラシックなデザインから最新のトレンドまで、多種多様なドレスを楽しむことができました。ランウェイからレッドカーペットへと華麗に転生したドレスたちは、ファッションファンにとってたまらない光景でした。